漢方おもしろ話

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「民間薬」と「漢方薬」との違い

「民間薬」と「漢方薬」はどのような違いがあるのでしょう?

「民間薬」

民間薬とは理論はあまり無く、長年にわたり言い伝えられてきた民間療法です。昔は漢方薬は高価なもので、庶民的ではなかったために民衆は地元で取れる植物などで病気を治してきました。最近のようなマスコミによる情報過多ではなかった頃から伝わるものは、理論は無くとも自然淘汰され正しい情報、要するに本物が残っています。中には怪しい記述もありますが、なるほどというものも多くみられます。

昔はその土地で、その季節にしか取れないものを乾燥させたり工夫して使ってきたのです。一般的なお茶と区別する事は難しいですが、違いといえば飲む目的かもしれません。民間の「薬」というくらい、病気を治すためという目的を持って飲むということです。その点ではお茶は昔から、食べ物の毒消しとして、ビタミンやミネラルも豊富で食後の1杯は必ず飲んできました。その中でも薬効を期待して飲むものは、現代では民間薬として知られています。

ご自分でもブレンドして体調に合わせて飲むことが出来ます。味や、香りを楽しみながら東洋のハーブを楽しんでみませんか?

どくだみ(万能薬・排膿)、げんのうしょうこ(温めて飲むと下痢止め・冷やして飲むと便秘薬)、けつめいし(便秘)、はと麦(いぼ・皮膚あれ・滋養)、よもぎ(冷え、皮膚病)、めぐすりのき(目)、たんぽぽの根(催乳)、ゴボウの種(催乳)、麦芽(断乳)、せんぶり(健胃)、柿の蔕(しゃっくり)

「漢方薬」

いままで書いて来たように、漢方薬は理論がしっかりと決まっていて、それに従って病気を治す治療薬です。理論が実際に昔から本に書かれています。そこには「証」といって、病人が現している症状が書かれており、それぞれに細かく処方が決まっています。漢方薬は理論の上から成り立っているので、煎じる水の量や、煎じる時間、薬味の配合量、などすべてに意味があり、処方によっても煎じ方がずいぶん違います。

民間薬と共通の薬草もずいぶんありますが、トリカブトなどの毒草もよく使うため、同じような症状でも自分の漢方処方を人にあげてはいけません。たとえば、ご自分の症状とそれに対応する処方がある本に出ていたとしましょう。そのお薬が本当にご自分に合っているかは、専門家に聞かないと間違う事もあります。漢方薬もお薬ですので、間違って飲みますと大変な事にもなりかねません。

では、専門家とはどのような人を言うのでしょうか?この区別もまた微妙ですが、エキス散や、エキス錠などではなく、漢方煎じ薬をちゃんと吟味して使っているかという事が目安になります。それと漢方医学の理論を学んでいるかという事です。ちかごろ漢方ブームに乗って、漢方医学の理論を追及することなく、漢方薬を現代薬的に使う人もいます。

漢方薬は正しく漢方理論に則って使うと、驚くほどの効き目を体験する事もあります。その点民間薬は、楽しく気軽に、ご家族でお飲みになれます。お茶のようにいろいろブレンドしたり、味がよくなければ焙じ茶を混ぜたり、玄米を混ぜたり楽しんだらよいと思います。民間薬のこともぜひご相談ください。


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