医王堂通信
としろぐ

よもぎ「艾葉」

2005.4.7

よもぎ(キク科) 生薬名 艾葉 がいよう

各地の山野に見られる多年草で、独特の匂いがあり早春に若苗を摘み、草もちに入れるためモチグサとも呼ばれる。茹でたものを胡麻あえにしたり、天ぷらにしたりする。
茎、葉を乾燥したものを艾葉といい、漢方では不正出血、膀胱出血、冷え、痔等に使う処方に含まれる。艾葉を揉んだりしたものが「もぐさ」として鍼灸に用いられる。
民間療法では食あたりや腹痛、下痢等に生の絞り汁を使う。
冷え性や痔のある人は、よもぎの葉の乾燥したもので座布団を作るとよい。もぐさで作ってもよい。