医王堂通信
としろぐ

しょうが「生姜」

2005.4.7

しょうが(ショウガ科) 生薬名 生姜 しょうきょう
熱帯地方の原産で多年草で、根茎を酢漬け、紅生姜、ジンジャーエール、の原料として用いる。漢方では生で使う場合は、生姜(しょうきょう)と呼ばれ葛根湯などに含まれる。
生姜を乾燥したものは乾姜(かんきょう)と呼ばれ、両方とも温める作用だが温める場所が違い、生姜は浅い病気の冷え、乾姜は深い病気や慢性病の冷えに効く。漢方では食欲不振、咳、解毒、しもやけ、しゃっくり、鼻水、吐き気等に使う処方に重要な薬味として含まれる。
お寿司屋さんではガリが有名だが、冷える生のお刺身、お酢を食べて冷えすぎないようにガリで温めるという日本人のよく出来た工夫である。