医王堂通信
としろぐ

朴庵塾セミナー

2011.10.7

2011年9月11日(日)慶應義塾大学薬学部 芝共立キャンパスにて朴庵塾セミナーの講師を3時間やってきました。
父が頼まれていたものですが、体調のこともあってピンチヒッターで若輩者の私が講師を引き受けました。今まで講師を頼まれたことはいろいろとありますが、3時間の講義は初めてでした。長過ぎて時間の配分がイメージができず数カ月前より、資料を集めたり、古い本を読み返したり、苦労しました。
「やさしい漢方の使い方」という題目でしたが、生徒さんのレベルがわからずとても悩みました。生徒さんは薬剤師をはじめ、鍼灸師、大学教授、一般の人、など様々です。
私が父の後を継いで薬局に入り約17年たっていて、今まで経験したことを人に伝えるという事はできますが、正しく漢方のことを教えるという難しさは非常に勉強になりました。今回こういう経験をさせて頂いて、「人に教えることは自分の勉強になる」と昔から言われていることに納得しました。
おかげさまで何とか楽しく講義できましたが、私はつくづく勉強不足だなぁと実感しました。
漢方の勉強は一生ですね。
朴庵塾セミナー
漢方は難しいこともありますが、お薬のことだけでなく、からだのことや、病気のこと、養生の仕方、生き方、自然のことも学びます。古方漢方を残すためにも、ご興味ある方はぜひご参加ください。