医王堂通信
としろぐ

セルフメディケーションは予防医療

2013.4.11

最近、ふと考えさせられる機会が多くあります。
「寿命」とはどれくらいでしょう。
漢方の本には救えない命のことがたくさん書かれています。
漢方は自然医学であるがゆえに、計り知れない力(効果)を持っていますが、万能ではありません。西洋医学では手だてがなくても、漢方薬を正しく使うと治癒したり、軽減したり、助かることもあります。たぶん皆さんが想像しているよりも効果があると思います。
しかし、どうでしょう?与えられた命には必ず限りがあります。
突然病気になったと感じる人は多く、悪性の病気が見つかった方の場合、突然「死」という現実を目前に提示され、なぜ私だけと感じる人がほとんどかもしれません。
今まで自分の身体のことをいたわり、大事にしてきたのでしょうか?
いろいろな価値観があると思いますが、寿命の長さを心配するより、肉体的にも精神的にも、元気で充実した毎日をおくれるように努力することが重要だと私は思います。命に限りがあることはすべての生物にいえる事です。それは突然やってきます。後悔しないように予防することも大事です。現在の体調など、ちょっと心配な事がある方は、お気軽にご相談ください。病名が決まり、手遅れになる前に、何かお手伝いができると思います。
セルフメディケーションとは、WHOでは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調(minor ailments)は自分で手当てすること」と定義しているようです。