医王堂通信
としろぐ

焙じどくだみの作り方と反響

2013.4.27

焙じどくだみ茶を作り、毎日店頭で試飲して頂いています。
そこで皆様の反響はといいますと、
思ったよりも美味しい。
どくだみ臭くないのね。
これなら毎日飲める。
みなさんドクダミを知ってはいるが、「美味しくなさそう」という事で敬遠されている方が多いようです。市販のお茶はいろいろな薬草を混ぜているものが多いので、本来の味がわかりません。
どくだみを手で採ると非常に臭いですが、乾燥したり、加熱すると臭いは気にならなくなります。焙じると香ばしくなり美味しいですよ。
庭に生えていたらぜひお試しください。
ただし、焙じるのは結構難しいですので、頑張ってください。

作り方
来年のために、根は残しましょう。
洗って干したら、ほうろくのような土鍋か、厚めのなべでカラ炒りします。
炭にならないように、木べらで常に動かしながら炒ってください。美味しいタイミングは好みもあると思うので、ご自分で研究してください。
コツとしては口の大きく開いた鍋ですと熱がどんどん上に逃げるので、葉はフワフワしているので火が通りにくく、茎や小さな葉は焦げやすくなります。それでホウロクは口が小さいのでしょう。
そのほうが均一に焙煎できるはずです。しかし、ご家庭用でしたらいいのですが、営業だと時間がかかって仕方がないので、当店ではお粥をつくる土鍋で焙じています。
そして、茎と小さな葉と大きな葉と分けて焙じています。うまくやらないと焦げて炭になります。