医王堂通信
としろぐ

生薬学会に出席して感じたこと

2013.12.9

今日は毎年恒例の星薬科大にて生薬学会。
毎年薬草に注目し深く研究していきます。治療のヒントになることもあり、お茶にブレンドするヒントにもなる勉強です。
以前開発した「気楽茶」も「紫蘇」の学会中にヒラメきました。
黄耆、遠志のお話は、心や気持ち、頭に対する効果が主体でした。
認知症に対しても、みんなが試行錯誤しながら頑張っています。
認知症のお年寄り本人をはじめ、ご家族が少しでも楽に出来ればいいですね。
私の父も83歳なので認知症対策で漢方処方していますが、確かに手応えはあります。
しかし、どうなんでしょう。「老化とは」「命とは」いろいろ考えてしまいます。
相談にいらっしゃる方は、皆さん「自分だけ。こんなに辛い」とお話しされますが、そんなことはありません。あなただけではなく、他の人も辛さを持っています。
辛い人は、少し自然に帰り、自然の流れに身を任せるという方法もお勧めです。

2013年 83歳 自然に帰る元気な父の写真です。