医王堂通信
としろぐ

ホットワインを作るためのハーブ グリューワインGlühwein

2014.1.28

数年前の年末年始に音楽の都 ウィーンに行ってきました。
年末年始のしっとりとしたなかにあるウキウキする気持ち、そして冬のオーストリアの寒さと、旧市街の雰囲気などもあいまって、街中のいたるところで売っているアツアツのホットグリューワインを飲んでホッコリしたことが懐かしいです。

ハーブの種類や配合比率はひとそれぞれのようです。
シナモン(桂皮)  :スパイスの王様とも呼ばれ、カプチーノ・チャイなどの飲料やアップルパイなどの洋菓子、更には京都の銘菓・八つ橋にも使われています。
適度に発汗を促し身体を温め血行を促進し、冷えや頭痛・風邪の予防などに用いられます。
風味・品質共に最上と言われる薫り高いベトナム産を用いました。
クローブ(丁子)  :インドネシア原産の香辛料で独特の強い芳香でチャイやカレーなどによく用いられます。
殺菌・防腐作用と共に鎮痛にまた漢方薬などの芳香健胃剤として古くから使われてきました。精油(丁子油)は日本刀の錆び止めとしても利用されました。
ユズ(柚子)    :ほんのりとしたユズ(柚子)の香りは、昔からの日本の香りと言うイメージですが、原産は揚子江上流と言われています。
ミカンの仲間の中では最も寒さに強く、北は青森県まで栽培が可能です。
奈良時代には既に薬用としても利用されていたようで、現在でも果実をそのまま風呂に入れ、その芳香でリラックスさせると同時に身体を温め血行を促進し美肌効果もあり、柚子湯としてよく利用されています。
また、その果皮は加熱しても香りが消えないため薬味としても利用され、果汁はポン酢やジュースも作れるので、食卓を一層華やかにしてくれます
ミカンの皮(陳皮) :ミカンの果実は身体を冷やしますが、皮は身体の中を温め消化を助け抗ストレス作用があります。
健胃作用や血圧降下作用があり、また古くから風邪の妙薬と言われ、喉の痛みや咳などに用いられます。
クコの実(枸杞子) :果肉は甘く滋養効果があり、疲れ眼やかすみ眼にも効果があります。肝腎に作用するとされ肝臓に脂肪が溜まるのを防いだり、またホルモンの分泌を盛んにすることから老化予防の妙薬とされています。

レンジで作るホットワイン
①400~600mlに対し一袋をワインと共に電子レンジ対応のカップに入れ、ラップを掛けずに電子レンジで温めて下さい。
(沸騰しないように注意して下さい)
②カップを取り出したら小皿などで蓋をして1~2分蒸らして下さい。
③カップからティーパックを取り出し、お好みで砂糖やハチミツを加えてお飲み下さい。ラム酒や100%オレンジジュースを混ぜても美味しいそうです。
お試しください。ポカポカ温まりますよ~。
4包 700円 (税別)