医王堂通信
としろぐ

こだわりの「特製七味唐辛子 京都風味」自家製です。

2014.4.9

薬草を扱っている者として、七味唐辛子にもこだわってみました。
関東と関西、そして長野善光寺の七味唐辛子の風味の違いは、ご存じの通り蕎麦やうどんに限らず煮炊き物等の出汁の味付けの違いにより、関西は薄味なので唐辛子の辛味を抑え山椒の風味を効かし、濃い目の関東では唐辛子を効かすようです。長野善光寺は冬の寒さが厳しいため、炒った唐辛子を用いたり生姜等が入ります。
当店特製の七味唐辛子の薬味は、極力国産で無農薬の物を吟味して取り寄せました。
唐辛子はその殆どが輸入品で、国内産が市場に出回る事は非常に稀です。その唐辛子は岐阜県産をご用意致しました。

薫り高い山椒は最上級品の朝倉山椒で、陳皮と同じく和歌山県産。
青海苔は四万十川産を含む高知県産。
紫蘇葉と柚子は岐阜の友人より直接仕入れ、手作業で修治(より美味しくするための一手間)を施しております。
胡麻は水洗いの後、少量ずつ炒ってから擂ります。黄胡麻(別名金胡麻)が三重県産、黒胡麻が長崎及び熊本県産です。
残念ながら麻の実(麻子仁)と芥子の実に関しては国内での製造が規制されているため中国産に頼らざるを得ません。
当店の七味唐辛子は、京都は西陣の地で、私の兄である飯田岳雄が研鑚したため京都風味になっております。また、どのような御味にも対応可能ですので、遠慮なくお申し付け下さい。
ご注文をお受けしてからお作り致しますので、5分程度お時間を頂きます。