医王堂通信
としろぐ

コーヒーを作ってみました。

2014.8.27

ただいまタンポポコーヒー製作中です。
一時期、流行したため、当店にもあるメーカーのローストのタンポポの根を扱っていましたが、味がいまいちだったため、あまり人気も出なくて残念だった記憶があります。私もぜんぜん美味しくなかったと思っております。
しかし、ご存知のとおり、最近手作りのハウスブレンドのお茶に凝っているので、美味しいタンポポコーヒーを作ろうと研究中です。
調べてみると、漢方薬の生薬と同じく、タンポポにも起源植物の違いがあり、おなじタンポポの根でも、けっこう香りも味も違うものです。
身近なところでは、西洋タンポポと日本タンポポ。花の下を覗けば誰でもみわけがつきますね。日本タンポポは日本でも少なくなってきています。中国のタンポポはモウコタンポポ系、西洋タンポポはダンデリオンといわれるものです。厳密に分けられるものではないでしょうが、日本のタンポポはダンデリオン系でしょう。
最近はコーヒーが大流行で、みなさんとりつかれたように毎日飲んでいらしゃるようです。80年代のアメリカ映画でもコーヒー中毒というセリフがあるように、昔からやめられない止まらないという癖になるようで、確かに美味しいですし、私も好きですが、「強い」という印象があります。東洋医学を学んでいる先生たちは「コーヒーは冷やす」と伝え、冷え症の患者さんにも飲むと冷えるんですと、言われた事もあります。
そこでタンポポコーヒーであればそんなに癖にもならないと思うのですが、美味しくなければ飲む気にもなりません。そこで、なるべくコーヒーに近いように工夫して作ってみたら、これまた結構美味しいブレンドができましたので、あと数日で完成予定です。
生薬を仕分け、ゴミをチェックし、焙烙で自家焙煎し、ミルで適度な大きさに刻み、テトラパックに入れて圧着し、などなど。。。これまた作るのに手間がかかるため、大量生産はできませんので、ご迷惑おかけするかもしれません。
今回のお茶というか、コーヒーは自信作なので、ぜひお楽しみください。
出来上がり次第告知致しますので、もうしばらくお待ちください。