医王堂通信
としろぐ

「胃腸を冷さない事」 肝腎です

2015.6.22

冷たい食べ物や飲み物を、一気に食べたり飲んだりしてはいけないと、昔から言われますが、何故か考えたことはありますか?
難しいことではないので、もう少し深く考えてみましょう。
少し前に、氷の入ったバケツの水をかぶる動画が流行りましたが、やってみるとどうなるでしょうか?
冷たくてびっくりしてキューっと縮みあがりますよね。氷の入った美味しい飲み物を、ガブガブ飲んだり、アイスをガツガツ食べると、あれと同じことが内臓にも起こります。
すると内臓はビックリするし、冷されて動きは悪くなります。あたりまえのことですね。
冷たく水びたしになり動きが悪くなると、食べ物や飲み物を消化、吸収しにくくなります。消化吸収にもエネルギー(氣)を使うので、元気も少なくなります。内臓も一生懸命ですからね。
胃腸を冷している人は、本来のご自分のからだの性能を発揮しきれていないと思います。
さらに、パン、フルーツ、コーヒーなど洋食が増え、温かい食べ物や飲み物をとることが減ってきています。和食を中心とし、季節のものを、なるべく昔からの食べ方で、よく噛んで、お腹一杯にしないように、心がけましょう。
それでも悩みが解決しない場合は、漢方薬で胃腸の動きを良くしたり、温めたり、気力を上げたりなど、様々なサポートはできますので、ご相談ください。