医王堂通信
としろぐ

「腸内フローラと便移植について」学んできました

2016.7.15

昨日は昭和大学藤が丘病院にて、藤が丘地域連携フォーラム「腸内フローラと便移植について」「貧血と病診連携」学んできました。
腸に関しては今まで西洋医学、東洋医学の両面から学んできましたが、便移植は面白い発想だなと思っています。
現代医学でもやっと腸が注目されてきましたね。お腹で苦労してきた私にとってうれしい限りです。
東洋医学では、大便や小便の排泄をとても重要視します。東洋医学を学んできた相談薬局では、お腹の環境をよくすることは、体調をよくすること、病気を予防すること、病気を治すことにとどまらず、漢方薬を効かせることにも関係しますので、当たり前のことです。
そのため、お薬をはじめ食物繊維の高品質なもの、強力な整腸菌、下痢や便秘両方に効く漢方薬をはじめ、多くの種類のお腹に対応できる優しい便秘薬などのアイテムが揃っています。
しかし、その前に大事なことは食事の選び方、食べ方です。
1.なるべく季節の食材を使った和食。(不自然さを減らし、東洋人らしい食事に)
2.口に入れたものはよく噛んで、すべてすり潰す。(消化は口から始まります。胃腸を疲れさせないで。食べ過ぎの予防にも。)
3.お腹いっぱいになるまで食べない。食べ過ぎに注意しましょう。(お腹は軽くしましょう。重くなると垂れます。消化にも体力が必要。)
4.生のまま食べる冷たい食べ物、飲み物は減らす。(冷やしたり、水浸しにすると働きが悪くなります。)
食養生といっても、難しいことではなく、普通の事が重要です。
お腹の事なら「漢方煎じ薬を扱っている相談薬局」にぜひご相談されるとよいでしょう。