医王堂通信
としろぐ

東洋医学が誇る三大美容果実「なつめ」その1

2018.9.22

なつめ(棗)Ziziphi Fructus
味甘平 主心腹邪気安中養脾助十二経平胃気通九窮補少気少津液身中不足大驚四肢重和百薬久服軽身延年(神農本草経)
邪気を払い胃の働きを整え血の巡りを良くし、精神を安定させ睡眠の質を良くし、栄養を身体の隅々まで行きわたらせる滋養強壮の効果があり、なつめを一日に三つ食べると老いないといわれ、昔から老化防止として用いられて来ました。かの世界三大美女の一人、中国の楊貴妃が好んで食べたと言われています。上質のなつめは大きく、まるでパンのような食感で甘くてとても美味しいです。(種に注意してください。)

大棗は生姜と仲の良い生薬で多くの漢方薬に一緒にブレンドされます。お料理として召し上がるのであれば、生姜と使うと良いと思います。もちろんそのままでも美味しくいただけます。