どくだみは今頃が旬です。雑草というより薬草です。
「どくだみ」は梅雨時期に花が咲き、旬となります。横浜でも元気にグングンと伸びてきています。
東南アジアでは、食べ物として揚げたり香草として利用されていますし、日本では乾燥したどくだみはお茶としても、医薬品としても販売しています。
医薬品としての効能効果は「便秘、尿量減少、便秘に伴う吹出物」ですが、そんなに強い効果ではありませんので、昔より日常のお茶としても利用されています。
民間療法としては、痔、高血圧、便秘、たむし、陰部のただれ、はれもの、かぜ、梅毒、淋疾、腰痛、蓄膿症、副鼻腔炎、冷え症、帯下などに使われてきました。(漢方と民間薬百科 大塚敬節著)
どくだみには抗菌作用があるので、昔は生ごみに入れて臭い消しに使われたり、化粧水を作ったり、入浴剤にしたりと、とても身近な植物です。天日で乾燥すると嫌な香りは気にならなくなります。
当店では、医薬品のどくだみも、当店で焙煎した香ばしくて美味しい「焙じどくだみ茶」も人気があります。
この写真のように湿気に強いどくだみは水でも育ちます。たまに水を変えてください。根が茎の節から生えてきて数か月は持ちますので、ぜひお楽しみください。