医王堂通信
としろぐ

「塩」と「よもぎ」と「生姜」のマッサージボール製作のお話、その1

2016.2.2

「Herbal  Salt  Ball」
「塩」と「よもぎ」と「生姜」のマッサージボール
完成しました。

少し長くなりますが、まずは製作するに至ったお話をさせていただきます。
実は父が高齢のため、数年前に圧迫骨折をしました。その時に非常に助かったのが棒状のお灸でした。
「父の介護 圧迫骨折の手当」
その後ずいぶん元気になり、背骨もまっすぐになってきました。
しかし、去年の12月老人ホームに入ったため、お灸ができなくなってしまいました。火を使うことが禁じられているからです。これは仕方がないですね。いがいと火を使うお灸は、煙も出るしハードルが高い。
ですが、父を温めて癒すことができなくなるということが、とても残念でしかたがなく、いろいろと考えました。私が10歳のころ、腸閉塞で腸を1メートル摘出した後、お腹がモジモジしたり、便が出たい気分なのに出なかったり、渋り腹だったり、痛かったり、トイレで泣いていることが多くありました。
そんなときに父が癒してくれたのは、お腹を温めること。手で温めてくれたり、お灸や、テルミーなどいろいろ手当してくれました。その中でも今でも覚えているのが、お塩をフライパンで炒って新聞紙に包んでお腹にあててくれました。塩は温める性質があるばかりか、なかなか冷めなくてあっつあつになります。一昔前のホカロンでしょうか。お腹を温めると楽になって泣きやみ、私はスヤスヤと眠ったそうです。
そういえば!
そうだった。
火を使わなくても大丈夫。
今は電子レンジという便利なものもある。
お塩の温めるパワーを使おう!
「塩」と「よもぎ」と「生姜」のマッサージボール製作のお話、その2へ続く