医王堂通信
としろぐ

お医者さんと相談薬局のできることの違い

2007.1.13

お医者さんと薬局にはできる事に違いがあります。
薬局では、お医者さんの処方箋がないと、保険でお薬をお出しする事は出来ませんが、保険外であれば色々なお薬があります。この保険外というのは良いところと悪いところがあります。昔から薬局にある新薬に負けじとも劣らない軟膏や、お薬の適応ではないローションや、乳液や、クリーム、「本物」の温泉の入浴剤など、ケアの面が経験上いろいろ選択ができるのです。
効果の鋭い軟膏や飲み薬は、お医者さんの管理のうえで使わないと難しいため、保険適応になっているものがほとんどですが、効果が悪い、弱いという意味ではなくて、効果がマイルド、やさしい、安心して使えるものが薬局には多いのです。
しかし、ときには強くて鋭い効き目のお薬でさらに悪化しないように、強制的にブレーキをかける事も必要です。副作用のデメリットの部分と、主作用のメリットの部分のバランスがあくまでも大事です。
意外と現在の西洋医学は奥深く研究していくので、詳しい事はわかりますが、わかるがゆえに全体像を見失いがちなのではないかな、という印象を持っております。そこで薬局でできる事、薬局でしかできない事、などがありますのでいつでもご相談下さい。大事なことは状況に応じて対処する事、人任せにしないことです。