医王堂通信
としろぐ
食養生と摂生が大事
2007.1.9
「食養生と摂生が大事です」と口を酸っぱくしてお話してまいりましたが、お腹のためにも食事に気を使わないと、なかなかよくならないばかりか、自分で病気を悪化させてしまいかねません。なるべく不自然なもの、特に精製された食べ物は控えましょう。ではどのような食べ物が良いのか?
基本的には和食です。主食はお米であとは味噌汁、漬物が基本です。最近は腸が自律神経と関係があるから、お腹を大事にしなさい。とか、腸管のパイエル盤に免疫細胞が見つかったから、ガンの人は免疫を上げるために発酵食品をよく摂りなさい。ですとか言われています。これは東洋医学を学んでいる人に言わせると、いまさら何を言っているのか?です。東洋医学では何千年も前から、お腹はからだの中心だから大事ですよと、冷やしてはいけませんよ、大事にしなさいよと習います。
アトピーや皮膚病の人には発酵食品がとてもよいと思います。ただしヨーグルトは東洋食ではありません。西洋食です。オススメは致しません。東洋食の発酵食品は、お味噌、お酒、みりん、お味噌、納豆、漬物などです。たまには外食や洋食もよいですが、基本は和食です。日本人には和食があっているということです。それで充分だと思っております。
経験から申しますと、アトピーでも他の病気でも漢方薬を服用する際に、食養生をされますと効き目がさらに増します。どうしようもできないこともあるでしょうが、食事の種類やバランスが悪い人ほど治りも悪いし、効果もわかりにくい気が致します。