医王堂通信
としろぐ
自分でからだの質を落とさないようにしましょう
2010.8.20
お薬、漢方薬よりも食事が大事、といつも口うるさく言っております。自然薬・漢方薬はハーブや薬草が材料ですので、自然のものです。それを煎じて飲むということは要するに野菜スープです。しかし内容や量を考えると漢方薬は食事の代わりにはならないでしょう。ようするに香辛料・薬味です。
料理では香辛料・薬味も大事だと思いますが、食材の鮮度や質が良くなければ美味しさも引き出せません。食材=食事は私たちの材料です。良く噛んで食べたものを胃腸で消化吸収し、分解し必要に応じて再合成され、皮膚や内臓、骨、軟骨、血液などの細胞の材料になるわけです。
ということは、食材・食事の質を落とすということは、自分のからだの質を落とすことになります。
病気など体調不良で漢方薬を飲む方は特に食事に気をつけて頂きます。そうすると、漢方薬が良く効くわけです。食事が偏っていると、ビタミン、ミネラル、アミノ酸のバランスも良くないでしょうから、漢方薬の効き目も落ち、病気も治りにくくなります。
なにも高い食材にすれば良い言っているのはなく、できる範囲で質の良いもの、新鮮なものを選びましょう。なるべく合成のもの、不自然な物、を減らしましょう。というお勧めです。
サプリメントも香辛料系のものと材料系のものに分かれます。材料系のサプリメントは食事の補助になりますので、食事をしっかりと気をつけたうえで、補助的に摂ることをお勧めします。しかもなるべく自然に近い状態のものが良いでしょう。あまり精製してしまうと、自然のちからが失われていきますので。
私は九州の筑後産のクロレラ「バイオリンク」を、材料系のサプリメントとして、食事の補助のために飲んでいます。なかなか良いですよ。お勧め致します。