医王堂通信
としろぐ

8月3日は「はちみつの日」!

2025.8.1

8月3日は「はちみつの日」!

日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が1985年に制定しました。

これは、「8(はち)3(みつ)」の語呂合わせから来ています。

ミツバチの大仕事!

ティースプーン1杯のはちみつを作るために、ミツバチは約1,000匹分の働きが必要で、約2万個の花を訪れると言われています。ミツバチたちが集める花の蜜は、巣の中でミツバチの体内の酵素によって分解され、はちみつへと変化します。

古代ギリシャのヒポクラテスは、はちみつを傷の治療や消化器系の不調の改善に用いるなど、薬として活用していました。はちみつが持つ抗菌作用や抗炎症作用は、経験的に知られていたようです。

はちみつには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素など、150種類以上の栄養成分が含まれていると言われています。少量で効率よく栄養を摂取できるため、古くから栄養価の高いの食品としても重宝されてきました。

漢方薬でも「はちみつ」は使われます

漢方薬でも「はちみつ」は数千年前より使われてきました。ご存じの方は少ないと思いますが、丸薬を作るための材料になります。例えば、桂枝茯苓丸、八味地黄丸は薬草を粉にしてはちみつで練って丸めて丸薬にします。すると、カビもつかず長期保蔵できます。成分が逃げないように閉じ込めるため、また、保湿剤として、栄養剤としてという理由もあります。製薬メーカーが作っているインスタントの漢方薬の桂枝茯苓丸や八味地黄丸は、薬草を煎じてあるので、本来の丸薬の作り方ではありません。ということは、インスタントの漢方薬の丸薬は、はちみつ(生薬としても)が入っていませんし、水に溶けない成分も入っていないことになります。

そんな「はちみつ」は歴史の深い「開豊 瓊玉膏」にもたっぷりと含まれています。瓊玉膏も生薬(生地黄)を3日間煮つめ、他の生薬末を混ぜはちみつで練って膏薬とします。

食欲不振・肉体疲労・虚弱体質・病後の体力低下・胃腸虚弱・血色不良・冷え性・発育期などの滋養強壮にご使用いただけます。栄養たっぷりなので足腰がしっかりし、元気になり潤います。

「はちみつ」に関するお知らせ(厚生労働省HP)

1. 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。

3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。

1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。