健康寿命の第一歩は「歩くこと」人生100年時代の養生法
人生100年時代の養生法 健康寿命の第一歩は「歩くこと」
皆様は最近、どのくらい歩いていらっしゃいますか。東洋医学では古くから「病気になってから治すのではなく、病気にならないように養生する」という「未病(みびょう)」の考え方が大切にされてきました。その最も身近な養生法の一つが「歩くこと」です。
現代医学でも、その効果は数多く報告されています。ハーバード大学の研究によると、ウォーキングなどの運動習慣を持つ人は、うつ病の発症リスクが17%低下すると報告されています。また、週に2.5時間(1日約20分程度)のウォーキングを続けることで、心疾患のリスクが約30%低下することも明らかになっています。さらに興味深いことに、歩く速度も健康寿命に大きく関係しています。
通常、時速3.2km未満(5分36秒)で歩く人と比較すると、時速3.2〜4.8km(4分12秒)で歩く人は健康寿命が約1.9倍、時速4.8km以上(3分21秒)で歩く人は約2.68倍長いという報告があります。
※カッコ内の時間は青葉台駅から当店までの歩行時間です。どれくらいのペースなのか試しに時間を計ってみて参考にして下さい。
東洋医学では、適度に歩くことで「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが良くなると考えられています。気が巡れば活力が生まれ、血が巡れば全身に栄養や酸素が行き渡り、水が巡れば老廃物の排出が促されます。特に足は「第二の心臓」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして全身の血流を支えています。
また、自然療法の観点からも、太陽の光を浴びながら歩くことは、自律神経や体内時計を整え、質の良い睡眠や心の安定につながるとされています。では、どれくらい歩けば良いのでしょうか。研究では次のような目安が示されています。
● 最低限の身体機能維持なら 1日8分
● 気分やメンタル改善なら 1日10分
● 早期死亡リスク予防なら 1日20分
● 脳の働きを保ちたいなら 1日40分
「10000歩、歩かなければ意味がない」と思われる方もいらっしゃいますが、米国がん学会の研究では、推奨レベルに達しなくても歩く習慣そのものが健康に役立つことが確認されています。
ウォーキングを習慣化することで、
●心疾患による死亡リスク 20%低下
●がんによる死亡リスク 9%低下
という結果が報告されています。
さらに最も大きな効果が見られたのは、肺炎やインフルエンザなど呼吸器疾患による死亡リスクでした。高齢者が週6時間程度のウォーキングを続けることで、呼吸器疾患による死亡リスクが35%低下したという報告もあります。まずは無理なく続けることが大切です。太陽にあたり、買い物のついでに少し遠回りをする。朝の散歩を楽しむ。そんな小さな積み重ねが、5年後、10年後の健康につながります。
古くからの言い伝えには迷信めいたものもありますが、そこに宿る真理(自然の摂理)は不変であり、伝統には相応の理由があります。
「歩くことの重要性」もその一つです。本来、動物として当たり前の営みであるはずですが、皮肉なことに、古くから高名な漢方家たちはこぞって現代人の運動不足を厳しく戒めてきました。文明が進むにつれ、人が「動物」であることを忘れてしまっている現状への警鐘と言えるでしょう。
キヨーレオピンでご存じの湧永製薬が、アンチエイジングに関する研究発表をして話題になりました。
私たちの体内には、若さや健康維持に関わる補酵素「NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」が存在します。NADは長寿関連酵素であるサーチュインの働きに必要ですが、加齢とともに減少し、60代では30代の約半分になるとされています。この減少は、体力や活力の低下に関係すると考えられています。近年、熟成ニンニクから発見された天然アミノ酸「S1PC」が注目されており、研究では体内のNAD量を増やす可能性が報告されています。さらに、血管機能や免疫機能の調節、オートファジー活性化、エネルギー産生促進など、多方面での働きが期待されています。
このように当店がお勧めしている、さまざまな元気になる自然薬は、皆様の心やからだをそっと支えています。しかし、自然薬で血流を良くすることが出来ても、からだを動かしたことによる血流増加にはかないません。ぜひ無理をせず、楽しく気持ちよくからだを動かしましょう。
