医王堂通信
としろぐ

免疫抑制作用

2007.2.23

炎症と免疫は一体となっています。1度入ってきた異物を2度目は素早く排除するために、異物を記憶してお掃除するための道具である抗体を作り蓄えてあります。本来ならば、異物として記憶してはいけないものまで記憶してしまっているのがアレルギーや自己免疫疾患です。記憶を持って働いている白血球を抑え、これらの過剰な免疫反応を抑えます。
通常、正常な白血球は、ステロイド剤の影響は受けにくいのですが、強いステロイド剤の大量の長期連用や、患部が清潔な状態に保たれていない場合、また著しく免疫が低下してしまっている方には、感染症にかかりやすくなる場合もありますので、ご注意ください。