医王堂通信
としろぐ

顔、首筋の痒み

2007.2.27

顔や首筋の痒みや皮膚病は、前からお話しているように内臓の問題や、ストレスの原因以外にも特有の原因があります。
① 髪の毛がチクチク刺激して痒くなる。家にいるときは、長い髪の人は毛先が刺激の要因にならないように結びましょう。髪の毛があるところは蒸れやすくなり痒みがでます。治りにくい場所です。
アトピー当時、頭の中にできている時は、よく髪の毛をすいて軽くしてもらいました。襟足にひどくできている時は、髪が長くなってくるとグジュグジュになり、床屋さんへ行って短く切ってもらうと半分くらい楽でした。
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② シャンプー、リンス、石鹸の残りがきっかけになることもあります。成分の問題と使用方法です。一般的なシャンプーには、香料やキレート剤など、皮膚刺激性を懸念される成分が基礎化粧品類よりも多く使われます。
シャンプーの主成分である石油系の洗浄剤は、泡立ちや洗浄効果に優れていますが、必要な潤いまで落とし、乾燥を強めることがあります。これらの成分で肌への吸着性が高いものは、すすぎが不十分だと洗髪後も頭皮や生え際の皮膚に残り、刺激となることがあります。
そのため、肌にシャンプーの原液がなるべく直接触れないようによく泡立ててから使用するすすぎを十分に行う、という「シャンプーの正しい使用法」を守ることが大事です。顔を洗う時の石鹸も同じです。耳の下やもみ上げもよくすすぎましょう。
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