医王堂通信
としろぐ

やっとアトピーと縁が切れた?

2007.9.12

ここ数年、やっとかゆみから開放されました。中学から約20年。
今までのことを振り返ってみます。
若い頃は漢方薬を飲まなかったり、養生しなかったり、からだによくないこともしました。またアトピーやかゆみに良いということもいろいろやりました。漢方薬も何十種類飲んだかわかりませんし、軟膏を自分で作ったりいろいろです。健康食品もいろいろ服用しました。アトピーやかゆみ、湿疹などに良いといわれるもので、店にあるものはほとんど飲んだり使ったりしました。
とにかく長い長い道のりでした。人の目も気になる。お店に出られない。病気を治す仕事なのでよけいでした。枕やシーツは血だらけ、掻いた皮膚のカスだらけでした。泊まりで他人と同じ部屋になると掻いている音で起こしてしまうくらい。飛行機や電車のシートの頭のところにある汚れ防止の布にも血や浸出液がつきました。
つらい病気でしたが、今の仕事にはこの経験がとても役に立っています。
とにかくかゆい皮膚病の中でも、アトピーは長く時間がかかる難しい病気です。アトピー性皮膚炎が難しいのは、精神状態や、その人の体質や、性格、環境までもが複雑に絡み合っているためだと思います。「アトピーに効く」なんて一言でいえる治療法やお薬の種類などは、人によって違うのでありえません。病気は理屈では治りません。
アトピーがよくなってきた今、自分で言うのもなんですが、昔よりずいぶん性格がゆったりしたような気がします。これからアトピーが出ないように気をつけて生きたいと思います。先日サーフィンに伊豆の大浜に3日行ってきた時は、顔を日焼けしすぎ、さすがにちょっと痒くなりましたが、久しぶりに軟膏を塗ってもう大丈夫でした。
これからは強い皮膚になるために、養生と鍛錬をしなければいけないと思っております。それと、もっとたくさんのアトピーの人が良くなるように勉強しなければいけませんね。
痒いみなさん!発散!食養生!鍛錬!が大事です。
病気には必ず理由があるはずです。それを見つけて少しづつ良い方向に行きましょうね。充実した人生にする事を目標にいろいろやっていけば、必ず今よりは状態がよくなっていくはずです。
あきらめないで。