医王堂通信
としろぐ
皮膚は内臓の鏡です
2007.1.9
昔から「皮膚は内臓の鏡」といわれております。これは東洋医学的な考えです。
あくまでもイメージですが、アトピーや皮膚病は皮膚だけ。。に出来ているか?というと、見えているところは皮膚だけですが、内臓にも出来ているのではないでしょうか?肺や胃腸などは一見からだの中のような気が致しますが、外の世界との接点と考えれば粘膜というところでは一緒です。
以前にも書いたように、アトピーや皮膚病の人は皮膚、呼吸器、お腹があまり丈夫ではありません。漢方医学でも同じ臓器として、内臓も皮膚も兄弟であると考えます。人間は「ちくわ」のようなものです。
ということは皮膚病は軟膏などの外用剤も大事ですが、漢方薬などで内臓を中からよくすることが重要で、そうすれば皮膚病も良くなる事が理解できると思います。逆を考えれば、よく乾布摩擦をすると、喘息の方は良くなると聞いた事がありませんか?原理はこれと同じです。皮膚が丈夫になれば、お腹も呼吸器も丈夫になります。