医王堂通信
としろぐ

花粉症とアトピーと春。

2013.3.13

漢方相談薬局には皮膚病の相談が非常に多くあります。
漢方薬もインスタントではなく、ちゃんと自分で煎じて正しく作ると非常によく効きます。煎じ薬は30分~40分ほどで1日分を鍋で煮るだけです。服用回数は1日3回空腹時です。
今年は去年よりも花粉が多いと言われていますが、私の印象では去年、一昨年が非常に少なかったです。
それ以前は1月末からぐじゅぐじゅの人も多く、4月末位まで大変だった事を思い起こすと、今年はその頃くらい?という印象です。
しかし、今まで漢方薬ですっかり良くなりお薬も飲まないで快調だったアトピー体質の患者さんが、数人2月頃から急に痒くなってまた処方を服用してやっと落ち着いてきています。
この激しい風も、公害も、花粉も、気温も花粉症やアトピーの人のアレルギー症状には影響しています。
まずは「養生」が大事ですので、早寝をし、食事も軽くし、忙しい人は休みましょう。痒い人は外出から帰ったら、まずは洗ってから軽く表面をおしぼりなどで冷やしましょう。それだけでもずいぶんかゆみは楽になるはずです。炎症は火事です。いじくりまわすと火はもっと燃えだし、真っ赤になりひどくなりますのでご注意ください。
春の食べ物である「木の芽」の物、タケノコやゼンマイのような食べ物はアレルギーの人は食べ過ぎないように用心しましょう。疼くことがあります。
皮膚の赤みを落ち着かせる化粧水や、花粉などの異物を皮膚に付きにくくする化粧水もありますので、ケアもご相談ください。