医王堂通信
としろぐ
歳をとる事とは。 両親をみていて勉強になる
2013.7.4
父は昭和5年生まれ。
母は昭和8年生まれ。
体調が不安定な時もありますが、お陰さまで元気にしております。
ずっと前から漢方薬を両親に処方しています。困った時などは北茨城にいらっしゃる田畑先生にヒントを頂いて処方したり、困りながらもなんとか元気でそばにいてくれます。
両親をみていると、「加齢」というものがどのような事なのか身を持って教えてくれます。同時に漢方薬の効き目も、もの凄く実感できます。とてもありがたいことです。
これから介護をするようになっていくと思いますが、日々いろいろな発見がありとても勉強になります。
「介護は、親が子に対する最後の教育」といわれるのも理解できます。
これからちょっとずつ気がついたことを書いていきたいと思っております。
まず1つ目。
私たちが子供の頃、父と囲碁をやりました。それから30年以上囲碁はしていませんでしたが、先日整理をしていたら、碁盤が出てきました。83歳なのである程度は仕方がないと思いますが、最近父はもの忘れが激しく、日によってむらはありますが、ひどい時は同じことを質問され、壊れたテープレコーダー?と思うくらいの日も出てきこちらもイライラしてしまう事が増えました。
そこで「ぼけ封じ」として囲碁をやったらよかろうと、仕事中ではありますが、兄に相手をしてもらったりして、父の楽しそうな笑い声や笑顔がずいぶんと取り戻せました。よかった。よかった。
そこで昨日兄が言った一言。
「よく歩いた日は親父は囲碁が強くて負けちゃうんだよな。」
おおおおお。なるほど。
脳内の血流が良くなるのか、「氣」を自然から頂いて充電できるのか、なにかわかりませんが「よく歩きましょう」という事は正解!のようですね。