医王堂通信
としろぐ

薬用酒の素を作りました。「氣楽酒」お氣楽シリーズ

2024.2.7

私が跡継ぎとしてお店で働くようになって、31年になります。
近年はストレスからくる病気のご相談が随分多くなりました。
そこで、「氣」に作用する薬草、漢方処方を使う事が必然と多くなりました。薬草といっても意外と身近なものも多く、例えば赤紫蘇の葉、みかんの皮、朝鮮人參、エゾウコギ、などです。

先日もご家庭やお仕事でなやみ、お困りの方がいらっしゃいました。この方は昔からのお客さまなのではありますが、お酒がお好きで、限定酒をプレゼント頂いた事もあるほどです。たいそうお困りのようでしたので、漢方薬を処方しておりました。お酒を頂いた事もありますので、そういえば薬用酒はどうかなと、書物を調べたところ、偶然にも私が考えたお気楽シリーズのお茶「氣楽茶」入浴剤「氣楽湯」と同じような薬用酒のレシピがあり、それをさらに強化し1週間漬けてプレゼント致しました。すると漢方煎じ薬よりも効くよと。。。

「そんな。。とほほ。。」です。エゾウコギを中心にしてブレンドしたので、調べてみるとどうやらエゾウコギの成分はアルコール抽出のほうが主要成分がでると。なるほど納得です。

漢方実用大辞典(学習研究社)には薬用酒のページがあり、昔から作られていた薬草酒が記載されています。五加参酒として、オリンピック選手や宇宙飛行士が飲んでいると伝えられます。耐久力、集中力を高め、免疫機能を増強して病気の予防も。蘇生陳皮酒、こちらは赤紫蘇や陳皮、生姜のお酒で、胃腸を軽くし、気分を爽快にする。と書かれています。

そこで、エゾウコギ、赤紫蘇、みかんの皮、クコの実、ざらめをブレンドし、お氣楽シリーズの薬用酒のもとを作りました。(ご自分でお酒と生姜のスライスを500円玉大5枚程度加えて下さい)味はどうかといいますと、ほんのりと赤紫蘇の香りと、生姜とみかんの皮のスパイシーな味に癒されます。200cc~400ccの焼酎などお好みの濃いお酒に1週間以上漬けて下さい。
リラックスタイムにどうぞ。