くず(マメ科) 生薬名 葛根
日本全土でどこでも見られる、つる性の多年草で、漢方では有名な「風邪には葛根湯」の主役である。作用はコリや痛みをほぐすため、風邪の初期や肩こり、お乳の出が悪い人に使う。でんぷん質が多く、滋養に良く、昔から葛湯、葛餅など親しまれている。くずは横にはって伸びていくため、縦の筋肉より横の筋肉のツッパリをほぐす作用がある。