医王堂通信
としろぐ

漢方薬に即効性あり

2013.4.2

漢方薬には即効性あり
漢方薬は「長く飲まないと効かないのですか?」とよく聞かれます。そうではありません。
それは病気の種類によって違います。急性病の風邪や膀胱炎などで初期であれば、うまく処方を選ぶと数回の服用で素早く効きます。
しかし、長く患った病気、たとえば「血の汚れ」「冷え」からくる生理不順や、不妊症、PMS、ニキビ、「お腹や呼吸器の弱さ」「ストレス」からくるアトピーなどの、アレルギー体質病など、綺麗にするのにも、温めるのにも、強くするのにも根本からよくするには最低半年から1年はかかります。
病気の種類によっては体質病といわれる、その人の弱い体質からくる病気があります。漢方薬では、からだを充実させることができるので、元気になったり、困る症状を改善することができますが、体質という遺伝子は変えられません。

漢方薬ですべての病気が治るわけではありません。漢方の古典には治せない症状や命を救えないことも書かれています。しかし、西洋医学とは違うアプローチで使いますので、西洋医学ではわからない症状や病気でも治る事が多々あります。漢方薬は化学合成薬ではなく、自然の産物です。要するに命という「氣」「パワー」「エネルギー」があります。元気を出す事は化学薬品にはできませんが、自然薬の漢方薬にはそれができます。これは自然の摂理です。
「急な症状」であれば急に治せることがあります。足がつった時によく使われる芍薬甘草湯は早ければ秒単位で効果を現わします。
風邪、膀胱炎、頭痛、虫さされ、咳、ものもらい、口内炎、打撲、歯痛、吐き下し、腹痛、不整出血
このように即効性がある処方も多くありますので、なんでもお気軽にご相談ください。