医王堂通信
としろぐ

お店の鳩時計と「転地療養」

2023.5.19

私の趣味は「旅行」です。海外旅行へ行く時の1つの目的が、歴史のある薬局や薬学博物館を見学し、私の店の飾りつけや商品デザインやコンセプトなど参考にすることです。特にヨーロッパは歴史も古いので創業数百年の店も多くあるので、大好きです。その中でも特にドイツ、スイス、オーストリアに行くことが多いです。

2019年5月のゴールデンウィークに、南ドイツの黒い森のトリベルグという町に行ってきました。

鳩時計は針葉樹が多い黒い森、山岳地帯シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)の伝統工芸品という事です。鳩時計の下についてる金属の錘は時計の滑車を動かすための「おもり」ですが、針葉樹の松ぼっくりの形です。森の中にたくさん落ちていたので気がつきました。南ドイツの田舎旅行は自然が豊かですので、お勧めいたします。レンタカーで自分のペースで行くのがよいでしょう。

私が手に入れた鳩時計は、おもり式で24時間しか動かないので、毎日おもりを引き上げてゼンマイを巻きます。(ゼンマイであっているかわかりませんが)中には電池式もあるようで、気軽ですが味わいがないのでやっぱりゼンマイ式にしました。自分の部屋だとコチコチという時を刻む音が気になる方もいらっしゃるようです。私の場合はお店なので心配なし。子供には喜ばれています。

鳩時計はいろいろな人形の種類や動き、大きさがありますが、個人旅行で手で持って帰るために小さくてかわいくて壊れなさそうなものにしました。ビールが好きな私にはビール片手のおじさんと、ドイツでは幸運をもたらしてくれる煙突掃除屋さんが時報とともにピコピコと動くさまがかわいくて即決定しました。動画ではわかりにくいですね。

マップルトラベルガイド https://www.mapple.net/global/article/56510/

トリベルグの鳩時計屋さん https://www.hausder1000uhren.de/

2019年新型コロナが流行して以降、ストレスが原因の症状のご相談がほとんどです。そろそろ意識してストレスを発散するように心がけましょう。昔から「転地療養」という治療法もありますので、旅行も治療と考えて自分にご褒美をあげてもよいのではないでしょうか。

「転地療養」https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajg/2018s/0/2018s_000322/_article/-char/ja/  

としお