医王堂通信
としろぐ

東京都薬用植物園に植物観察へ

2023.11.14

方術信和会という歴史ある漢方の勉強会で役員をやっております関係で、東大和市駅前にあります東京都薬用植物園に植物観察へ行ってまいりました。

漢方を学ぶために大事なことは、フィールドワークです。薬草の自然の姿を観察することによって、その性質を理解することができます。本来であれば野山へ行くべきですが、コロナ明けで久しぶりの野外活動再開という事で、まずは簡単に多数の生薬が見れる薬用植物園での観察会を企画しました。

久しぶりにもかかわらず、皆さん楽しそうに学ばれていました。
私も数回訪れていますが改めて、なるほどと思うことが多くありました。

ずっと続けていきたい事です。

としお
https://houjutushinwakai.com/

これが呉茱萸。超絶苦いです。しかし、強烈に胃を温めてくれるので命を救ってくれる。私の父も困った時に使いました。しもやけに使われる当帰四逆加呉茱萸生姜湯にも配合されます。

小さい頃、呉茱萸を煎じて洗面器に入れて、しもやけの足湯しました。

これはシナオケラ(蒼朮)ですが、もう一つの基原植物(日本薬局方)であるホソバオケラ(蒼朮)といえば、歴史の古い「佐渡オケラ」です。佐渡といえば私の第2の故郷、幼なじみの実家があるので小学校の頃から遊びに行っています。先日佐渡島に行って佐渡オケラとトリカブトを観察と釣りをしに行ってきました。いろいろと興味がある事がつながり楽しい。