医王堂通信
としろぐ

赤松葉で健康に。

2024.2.21

ある人から紹介された松葉に関する本です。
現在の日本では正式な「民間薬」という定義はありませんが、昔から漢方薬と民間薬が共存しています。
簡単に違いを説明すると、漢方薬は身の回りの植物の中でも鋭く作用のあるものを自然界の理論である陰陽五行論に則り、絶妙なバランスで作られたお薬です。その為、その効果の方向性が明らかなのですが、なかなか理解する事が難しく、その状況に合わない漢方薬を使うとよくない反応が出てしまうくらい繊細です。

一方民間薬はもっと身近な植物であり、あまり特殊なものではありません。理論というより人々の知恵と経験から成り立っていますので、理屈はわからないが病気が治る、体調が良くなる、など歴史が証拠になります。

民間薬のなかでも、むかしから利用されてきた植物に赤松があります。

コロナ禍の時に、コロナの後遺症である血栓によいと何処かの発表があり、一時品切れになったという過去がありますが、漢方家としては理解できる話題でした。

赤松は流行り物ではなく、昔から身近に利用されていたので私も知ってはいましたが、普段病気には漢方薬を駆使してしまう事と、漢方薬としては使われないので深く学んでいませんでした。

この本に書かれている事は納得できることがあり、試してみたいことが山盛りです。
なかでも赤松酒が面白そうなので、クラフトジンの素を作ってみようと考えています。もし美味しく出来たらご紹介致します。

最近、民間薬がお茶のように楽しめて、気軽に心やカラダを癒してくれるため、いろいろと調べている最中です。

現在完成している癒しの酒の素は、高麗人参酒、気楽酒の2種です。他にもアレンジできますのでご相談ください。

としお

#赤松
#クラフトジン
#薬用酒