温泉療法を東洋医学的に考える
東洋医学では、温泉は単なる温熱療法ではなく、気血水の流れを整え、陰陽のバランスを回復させる重要な養生法として位置づけられています。自然の恵みである温泉の成分と温熱が、人体の自然治癒力を高め、経絡の流れを促進すると考えられています。温泉は自然界の唯一「火(陽)」の力を取り入れられる養生法で、身体の冷え・滞りを改善する代表的手段です。
気血水への作用
東洋医学ではからだの要素を「氣・血・水」に分けて考えます。
気(エネルギー)の巡りを改善
温泉の温熱刺激により、全身の気の流れがよくなります。特にストレスや疲労により滞った気を巡らせ不調を改善します。温泉に浸かることで、浮力やリラックス効果により精神的に安定がもたらされます。
血(血液やホルモン)の循環を促進
温熱作用により血管が拡張し、血液循環が改善されます。東洋医学でいう瘀血(おけつ)の状態、つまり血の滞りや凝固を解消し、全身に栄養を届けやすくします。冷えや肩こり、生理痛など、血の滞りが原因とされる症状に効果的です。
水(血液以外の水分)の代謝を整える
発汗作用により、体内の余分な水分を排出します。浮腫みや関節の痛みなど、水の停滞が原因となる症状の改善に寄与します。また、適度な水分補給と組み合わせることで、体液のバランスが整います。
陰陽バランスの調整
陽気(元気の素)の補充
温泉の温熱は陽気を補う作用があります。冷え性や虚弱体質など、陽虚の状態にある人にとって、温泉は陽気を補い、体を内側から温める効果があります。
陰液(からだの潤い)の滋養
適度な温度の温泉にゆっくり浸かることで、過剰な熱を冷まし、陰液を滋養します。のぼせやすい人は、ぬるめの温泉で短時間の入浴を心がけることで、陰陽のバランスが取れます。
五臓への効果
心:リラックス効果により心の機能が安定し、不眠や動悸の改善
肺:湯気の吸入により呼吸器系の機能向上、気の生成を助ける
脾:温熱により消化機能が活性化、食欲増進
肝:気の巡りが良くなり、ストレスの解消、情緒の安定
腎:腎陽を補い、生命エネルギーの根本を強化、老化防止
入浴時の注意
入浴はからだを茹でている状態です。発熱時や炎症がある時、極度の疲労時の入浴は避けましょう。入浴は汗を出すことが目的ではありません。過度の発汗は人を弱らせ不足を生じますので、注意しましょう。
「湯あたり」を防ぐ: 温泉に入ることは一種の治療であり、体力を消耗します。長湯は気の消耗につながり、かえって疲労を招くため、「心」(精神を司る臓腑)を休ませるためにも適度な入浴(気持ちがよい)を心がけるべきです。
「のぼせ」に注意: 急激に熱い湯に入ると「陰(いん)」(体を冷やすエネルギー)が不足している人は、熱が頭部に集まりすぎのぼせ、めまいや動悸を起こすことがあります。ぬるめの湯で徐々に体を慣らすことが大切です。
休息と調和
温泉地での休息は、ストレスや過労による「気の停滞」を開放し、気血水の調和を促し、陰陽バランスを整え、五臓の機能を高める総合的な養生法です。
自然の恵みを活用し、定期的に温泉を楽しむことで、未病を防ぎ、健康長寿を実現する智恵が、古来より受け継がれています。お湯の温度は低めにし、ゆったりと入浴しましょう。
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