医王堂通信
としろぐ

生理との関係

2007.2.23

女性の場合、生理が月に1回あるのが普通です。なかには気がついている人もいらっしゃると思いますが、かゆみがひどくなる、アトピーが特につらい時が月に1度ある人が多いです。
かゆみは炎症です。そこには熱があるから、例えて言えば火が燃えている状態です。そこで女性は、排卵期、高温期、の時に普段より体温が上がるために「火事」起きているところ(痒いところ)がさらに痒くなるのです。
それで女性の場合はとくに生理(血液)との関係を重要視するわけです。漢方の処方でも瘀血(古血・汚れた血)を浄化するような処方をよく使います。
西洋医学的には「ホルモンのバランスがくずれるから」くらいの解釈でしょうが、「アトピー」や「かゆみ」にホルモン剤を使うわけにはいきません。しかし、ホルモン剤でアトピーのようなかゆみが出る人はいらっしゃいます。