医王堂通信
としろぐ

ストレス対策!

2007.9.12

かゆみのところにも掻きましたが、アトピーやかゆみの病気はストレスと綿密にからんでいます。ストレスが無い人はいませんし、なくす事も出来ませんが、なんとかストレスに強くならなければなりません。
それに、ストレスをためないように自分で意識的に息抜きをする事がとても大事なことです。自分ひとりでストレスを溜め込まないことです。ストレスを溜め込むと、イライラしたり怒ったりし、肝臓に熱を持ちます。そうするとこの熱でかゆみが出ます。家庭環境やいろいろなことでストレスがかかっている子供が、頭やからだをガリガリ掻いている光景を見ますよね。
ただストレスにはよい事もあります。それは鍛えられるということです。なんでも平凡に楽にこなせたら、人生の壁が無ければ、はたして良い人生でしょうか?壁にぶつかり、それを乗り越えると人間としてのレベルも上がると思います。この意見は人それぞれだと思いますが、自分はこのように考えます。程々がいいのですが、なかなか難しいですね。人生のおもしろいところかもしれません。
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そこでストレス発散です。
一番のオススメは自然に返ることです。人間も動物なので森や海の中にいる事が自然です。漢方薬がアトピーやかゆみにとても効くのはこの自然の力だと思います。「生命力」です。西洋薬は生きていませんので、生命力はありません。
普段アトピーやかゆみがひどい時は、運動して汗をかくと「熱」と「汗」でかゆみが増します。しかし、森の中や海辺を散歩でもハイキングでも歩いてみてください。すごく空気がひんやりして気持ちがよく、あまりかゆくならないはずです。激しく運動をして汗をたくさんかけばかゆくなるとは思いますが、歩く事をおススメします
これはどんな病気でもよく、からだの矯正になるからです。ボチボチ汗をかいたり、歩いていると皮膚の近くの空気も入れ替わりますし、皮膚も鍛えられます。昔は乾布摩擦もしましたね。皮膚を鍛えると、内臓も一緒に鍛えられるという事を昔の人は経験から知っていたのです。ストレスをためるとからだの風通しが悪くなるというイメージです。
なんでも溜めてはいけません。池でたとえるとわかりやすいですが、水が流れ込んでも出て行くところが無ければ、その池の水はよどんで濁ります。そこに熱が加わると腐ります。人間のからだも同じで、快食、快眠、快便でなければ、病気が治るはずがありません。
森の中を歩くと空気がひんやりしていてとても気持ちがよいです。これは漢方薬が病気を治す手伝いをしてくれるのと同じです。だからもっと自然に触れ合いましょう。そして大事にしましょう。趣味も自然になるべく触れ合う趣味がオススメです。気持ちのいい汗をかきましょう。からだも精神も鍛えましょう。