医王堂通信
としろぐ
便秘薬と下剤の違い
2004.11.11
下剤とは・・
一般的に出なくなって初めて下す薬です。ですから内容的にはおなかを冷やす成分か刺激する成分が主体です。
そのため、おなかが冷えて便秘している方(全体の9割以上)おなかの弱い方がそのお薬を飲みますとおなかが痛くなったり、
下痢したり、我慢できなかったり返ってつらくなるばかりです。
しかも習慣的に飲んでいると、おなかが冷えたり刺激に慣れてしまい、飲む量をどんどん増やさないと便が出なくなり便意もなくなってきてしまいます。
便秘薬とは・・
一般的に毎日寝る前に飲んで毎日スッキリ出て飲む量が減らせるお薬です。
そのため硬すぎず、柔らかすぎず、おなかも痛くなく、我慢できて、スッキリ出るように調節できる薬を選ばなければなりません。
便秘薬にはおなかを温めるタイプや冷やすタイプなど色々あるのでご相談くださいませ。
便秘になる要素は「洋食中心の食事」と「よく噛まない」と「運動不足」です。
これらをがんばって改善し、早く便秘薬を減らしましょう。詳しい事は食べ物の大切さのページへどうぞ!
東洋ではおなかは呼吸器、皮膚と密接な関係があると考えているので、おなかの汚れている方の肌のツヤはやはりそれなりです。
最近では腸管免疫といって腸は免疫と密接な関係があることもわかってきています。
ましては便通がスッキリ出ていなければ痩せるはずはありません。