医王堂通信
としろぐ

「高麗人参・朝鮮人参・薬用人参」蘇る若さ・気力の源 その2

2024.1.29

その1では、専門的なことも書いたので、難しかったかもしれません。

引き続き高麗人参、朝鮮人参についてお話しします。

名前からわかるように韓国では高麗、朝鮮と本場です。野生の朝鮮人参は信じられないような値段がつくそうです。中国では「人」の形の人参を大切にして額の中に飾るなどします。日本でも歴史が古く御種人参と言われ長野や会津地方で栽培され有名でした。一時期は日本産の薬用人参は輸出され高い評価を頂いていたそうです。

人参は韓国では日常的に使われるので、下の写真のように野菜としての朝鮮人参も販売されています。以前、韓国のデーグー(Deagu)に漢方見学に行った時に、ちょうど漢方フェスティバルが開催されていて、朝鮮人参の天婦羅が売っていたので食べてみました。ホクホク熱々の朝鮮人参でした。最近では青葉台の東急デパートでも小さな朝鮮人参を見かけます。

このように韓国では身近なのです。お料理や人参薬用酒に使うのでしょう。お料理用の人参は野菜よりは高いですが、薬用人参よりは安かったです。

朝鮮人参は、長い年月をかけて大地の栄養を貯えるので、6年根と言われ太くて充実したものが高級品となります。同じ畑で連作はできないそうなので、よけいに価値が上がります。

Deagu 2018 May
Seoul 2012/Oct